お花とうさぎ

このブログでは、以前更新していたブログの記事を残して公開しています。

【うさぎ人形】「手紙」

こんにちは。アンです。
 
 



野原で遊んでいたうさぎは

夕暮れが近づいたので家に帰ってきました。


あれ?

人参だ!
 


おいしそう。今日はシチューかな。

でも 誰からだろう?
 


ん? 手紙がある。

あっ! ○○くんだ。

そういえば しばらく会ってなかったなあー。

きょう一緒に遊べばよかったー。

今度 木いちご一緒に摘みに行こう。

うさぎは 手紙をくれるなんて何の用事だろうと思いながら

うきうきした気持ちで封筒を開けました。
 



すると、

ある言葉に うさぎの心がドクンとなって

それ以上 読み進めることが出来ませんでした。


心が ざわつきます。

「うさぎくん、今まで仲よくしてくれてありがとう。本当に楽しかった。」
 
 


辺りはすっかり夕闇に包まれました。

気づくと うさぎは 人参をかじっていました。

人参は なぜか しょっぱかったのです。


【うさぎ人形】「祈り」

こんにちは。アンです。



壊れて  錆びて  古ぼけた時計

長針も短針もないので いつ止まったのか分からない

じっと見つめていると
 
浮き上がってくる時間は

忘れてはいけない広島や長崎の時間
 
沖縄の地上戦  そして諸々

終戦記念日です



自分の心を錆びつかせてはいけないと感じています



親は戦時中、子供でした。自分は戦後、何十年もたたずに生まれました。

小学生のころは日本にそんな大変なことがあったなんて

教科書で勉強するまでほとんど知りませんでした。

貧しい生活だったけれど、その時はそんなものかなーぐらいの気持ちでした。
 
 
 
第二次世界大戦について知らないことがまだまだあります
 
ですが、戦争は決してやってはいけない、それだけは強く言えます。
 
何も生み出さず、いろいろなものの命を奪い
 
地球の命のバランスさえも壊してしまうでしょう
 
これからも

間違いなく起こった出来事に向き合おうと思います

そうして向き合って知り得たことを1ページ1ページ増やしながら・・・

大人として何ができるのかを考えながら・・・

私の中の、そしてみなさんの中の
 
平和の時計の針が一秒、一分と進んでいくことを

 
うさぎと一緒に祈ります

『みんな 幸せでありますように』
 
 



【うさぎ人形】「星降る森」

こんにちは。アンです。


 
夕暮れが 森を覆っていきます
 


虫や花たちも 静まりかえるときに身をゆだねます

 
森は 藍色を深めていきます
 


空と森が ひとつになり

遠くでフクロウが鳴いています


うさぎは 森の入り口に 佇んでいます
 


眠れない夜

夜空を見上げても

お月様は どこにもいません


深い藍色の森に 

形を失ったうさぎの心が吸い込まれそう
 
 
涙がひと粒  目を閉じます

しばらくして

風がやさしく通り抜けると

何かが 落ちてきました


うさぎはそっと目を開けます
 


手のひらに ひと粒 宝石のようにキラキラと輝いています


ひとつ またひとつと 星が降ってきました

辺り一面 次から次と 輝きだし

まばゆい光に うさぎは目を細めます
 
星の光りが うさぎの心に届きます
 



『あの子に会いたい』

『あの子に会いに行こう』

『そして ごめんねって』

うさぎは そう つぶやきます

星の光りに うさぎはやっと 心の輪郭を取り戻します

森の木々たちは 風に乗って 枝を揺らします

さらさらさらと
 
まるで うさぎに拍手を贈るかのように
 
 
 
夜空には たくさんの星が瞬いています

 
ご覧いただきありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします。




【うさぎ人形】「うさぎ ピカソになる」

こんにちは。アンです。
 
 


 
あ ~  うさぎ やっちゃいました

ピカソになりきり。

戦隊ものになりきっている子供のよう。
 


 
でも、自由で楽しそう。強い意志も感じるぞ!
 


『あなたはピカソじゃない! あなたは、あなたの人生を生きるの』

と、やさしい天使の声が聞こえてきそうですが・・・


「誰でも描けそう」という人がいますが、なが~いピカソの人生を辿ると

そこに行きつくことのできた、やっぱり巨匠なんですね。

『青の時代』や『バラ色の時代』が、私は好きです。感情移入がしやすいですね。
 
パブロ・ピカソ 「貧しき食事」 の一部です。
 
 
パブロ・ピカソ「サーカス芸人の家族と猿」 の一部です

でも、キュビズム以降の特に女性像は本当に美しいと感じます。

いろいろな女性の名前が出てきますが、

「夢」や「ドラ・マールの肖像」は美しい作品だと思います。

本物に出会える機会があったら幸せです。

フランソワーズ・ジローという女性の話も興味深いですね。

自分からピカソに「さよなら」を言ったとか。

「やるな~ スゴイ! ピカソをフルなんて!」

異星人だと思っていたピカソですが、やっぱり人間だったんですね。

週刊誌ネタになってしまいました・・・反省。
 



うさぎが、

ひとつだけ ピカソに勝っているとしたら

「子ども」ということ。

私の記憶が間違っていなければ、

ピカソは晩年、

「やっと子供のような絵が描けるようになったと喜んでいた」

と、ある本に記されていたのです。
 


ピカソは、子どものころからなんでも思い通りに描けていたはずなのに

心は自由じゃなかったのかな? 天才ならではの悩み?

いろいろな分野で、何万点という作品を制作したピカソ

その作品からわたしは何を感じ取れるでしょう。

 
ところで、うさぎさん

その絵は何を描いたの?
 



ご覧いただきありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします。




『お花』「7月の植物たち」

こんにちは。アンです。
 
 


ずっと降り続いた雨も とぎれとぎれになり

眩しい日差しは オレンジ色にさえ感じます。


鉢の植物たちも十分すぎる雨を吸収し元気です。

雨の降る中、 軒下のいくつかの鉢にはせっせと水やいをしました。

7月の我が家の植物たちを載せました。

「ユーフォルビア」と「ヘリクリサム ペティオラレ」
 


ライムグリーンのやさしさが好きです。「アメリカンブルー」が控えめに・・・。

 
今年は絶対咲かないと思っていたあじさいが花芽を持ち、

小さいけれど咲いたのです。寝坊したのでしょうか?
 



家の中のあじさいの鉢は終わりに近づき鮮やかさを失っています。
 

変わっていく色合いをもう少し見ていきます。株には良くないんでしょうけど。

花びらの形は最初のころとそうは変わらず、何か芯の強さを感じます。


ワイヤープランツ」はいつでも自由でいいですね。本当に憧れです。
 


まーるい葉っぱもかわいいので暴れん坊のように伸びても許してしまいます。

 
「初雪カズラ」の白とピンクの芽
 


クレマチス」の種ができていました。

面白い形ですよね。くるくるカールのひげ!
 


 
最後は 「レモンの木」
 
新芽をグングン伸ばしてます。
 


花より団子! なのかもしれませんが

今年は枝を伸ばすときですね。

どの枝を剪定するのか、YouTube先生を見なければ!
 
 


ご覧いただきありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします。